記念館副館長を 務める。1999年フィリッピンで第三修練。2002年に『大内義隆の宗教政策とキリスト教』の修士論文を出し、九州大学大学院国史学科 研究科修了。 2004年10月3日より日本二十六聖人記念館館長。
上智大学での「日本における十六世紀の宣教思想」、九州大学での「大内義隆の宗教政策とキリスト 教」の研究を経て、著書に、
「日本的な教会を目指したヴァリニャーノ」(『カトリック 研究』68号、1999年)
「文化の対話としての宣教−キリシタン時代の宣教観−」(佐久間勤編『福音宣教の過去と未 来』サンパウロ 出版、2001 年)
「宗教対話としての『山口討論』—史料様式による再検討の試み—」(『キリシタン文化研究会会報』119 号、2002年)
「九州大名の宣教師受け 入れと南蛮船」(『長崎談叢』第91号、2002年5月)
「『大道寺裁許状』とイエズス会史料の比較研究」(『九州史学』第135号、2003年2 月)
「秋月のダミアン書簡に現れるイ ルマンの人物像」(『長崎談叢』第93号、2004年4月)
「憐れみ、カトリック教会社会福祉の歩み」(『東北アジアにおけるカトリック社会福祉の歴史 的研究』 2004年度研究会講演集、長崎純心大学、2005年3月)
「殉教者が残したメッセージ」(『スペインと日本人』丸善ブックス107、2006年)
“A Comparative Study of the Styles of Jesuit Mission Reports: Latin America and Japan” (in: INTEGRATION AND DIVISION BETWEEN UNIVERSALISM AND LOCALISM IN JESUIT MISSION REPORTS AND HISTORIES: SOPHIA UNIVERSITY INTERNATIONAL COLLOQUIUM 2005 REPORT, The Sophia University Research Group for Jesuit Mission Reports and Histories, Tokyo, 2006)
“Xavier's Legacy and the Spiritual Growth of the Japanese Mission” – A Study from the “Mission Independence” Standpoint – (STUDIA MISSIONALIA, Vol.55, Roma, 2006)
「ザビエルの遺産と「宣教地日本」の成長—キリシタン時代の依存と自立—」(『カトリック 研究』75号、2006年)
「ザビエルたちが遺したもの」(上)—神に信頼し、人々を信頼し—(『福音宣教』、オリエン ス宗教研究 所、2006年11月)
「ザビエルたちが遺したもの」(下)—神に信頼し、人々を信頼し—(『福音宣教』、オリエン ス宗教研究 所、2006年12月)
「ザビエルの対話型宣教」、『ソフィア』216号、2006年12月
「博多とキリシタン」(『中世都市・博多を掘 る』、大庭康時 (他)編、海鳥社、2008年3 月 )
「キリシタン時代の信徒中心の教会」(『キリスト教 信仰と現代 社会』—21世紀への挑戦—、光延一郎編著、サンパウロ、2008年8月 )
「二つの宣教時代—十六世紀と二〇世紀」(『一〇 〇年の記憶』 —イエズス会再来日から一世紀ー、南窓社、2008年12月)
"The Politics of Evangelization: Valignano and his Relations with the Japanese Rulers of the Sixteenth Century" (in: Alessandro Valignano S.I. : Uomo del Rinascimento: ponte tra oriente e occidente, A cura di Adolfo Tamburello, Antoni J. Üçerler, Marisa Di Russo, Roma: Institutum Historicum Societatis Iesu, 2008)
「結城神父の想い出・結城了悟神父研究業績一覧」 (『キリシタン文化研究会会報』133 号、2009年5月)
「キリシタン生活を支えたメダル」(『キリシタン 大名の考古 学』、別府大学文化財研究所企画シリーズ2、「ヒトとモノと環境が語る」、思文閣出版、2009年7月)
「ヴァリニャーノの宣教方針と権力者との交渉」— 政治的な「譲り」を中心にした考察—(『嶽南風土記』17号、有家史談会、2010年2月)
「古賀地方の殉教者」(『長崎談叢』第98号、2010年3月)
「識別に生きたキリシタン大名、高山右近」—和 田・荒木家との葛藤ー(『キリシタン文化研究会会報』135 号、2010年5月)
「キリシタン大名のセミナリオ誘致対策」(『嶽南 風土記』18号、有家史談会、2011年2月)
「マテオ・リッチとアレッサンドロ・ヴァリニャー ノ」―「宣教道具」概念を中心にした考察ー(『キリシタン文化研究会会報』138 号、2011年11月)
「高山右近と当時の処刑・殺害概念について」 (『カトリック 研究』81号、2012年)
「二十六聖人の殉教とその影響」(『嶽南風土記』 19号、有家史談会、2012年2月)
「有馬のセミナリオ、バイリングーアル教育の先駆 け」(『嶽南風土記』20号、有家史談会、2013年2月)
「キリシタン共同体の意識を表す墓碑」(大石一久 編集、南島原市世界遺産地域調査報告書『日本キリシタン墓碑総覧』、南島原市教育委員会、2012年3月)
「不動山、長崎と運命を共にした教会」(『長崎談叢』第99号、2013年3月)
「対話的宣教とイエズス会の教育」—南米と日本で の宣教を比較した考察—(『神学ダイジェスト』114号、上智大学神学会 神学ダイ ジェスト編集委員会、2013年6月)
「キリシタン時代の信仰に学ぶ」(越前喜六編著、 『神に喜ばれる奉仕—十二人の信仰論』、イエズス会管区長室、2013年8月)
"Von Märtyrern und Geheimpredigern" (in: Weltweit, Das Magazin der Jesuitenmission, traduction from English, Nürnberg, 2013)